ハイブリッドクラウドソリューション

ハイブリッドクラウドソリューションは、コンサルティングフェーズから始まります。はじめに、お客さまの現在の運用状況に関する課題や問題点を明らかにします。ここでの目標は、お客さまが将来経験するはずの成長や企業統合にも役立つ計画を練り上げることです。

まずサーバー、ストレージ、ネットワーク、データセンターなど、現在のICT基盤を調査します。現行のICT環境の状況を判断するため、各地域や本部のICT/ビジネス担当者にインタビューを行います。この調査により、現在の状況を正しく把握し、解決すべき課題を確定させることができます。

現在の環境の診断を終えた後、ハイブリッドクラウドソリューションの提案に向けて全体的な設計に進みます。データセンター、サーバー、ネットワーク、セキュリティ、DR/BCP、UX（ユーザーエクスペリエンス）、運用の監視など、ソリューションのさまざまな側面についてポリシーを策定します。これらのポリシーに基づき、システムの移行、再構築、運用方法の変更に関するアクションプランが立案されます。

最後に、現行システムと提案モデルを比較し、ROI（投資利益率）とTCO（総所有コスト）を算定します。算定に際しては、既存システムの費用分析、新システム導入後の変化、運用のためのリソースシミュレーションを行います。各地域での聞き取りを通じて現行のTCO算定を実施し、提案するソリューションによる新たなTCO、ROIを比較可能にします。

こうした調査、設計、および財務分析の結果が、ハイブリッドクラウドソリューションの実装に反映されます。

パブリッククラウド、プライベートクラウド、ホステッドクラウド、お客さまビルに設置するクラウド、そしてオンプレミス。これらを柔軟に組み合わせと最適なハイブリッドクラウド環境を選択できるようサポートします。

ハイブリッドクラウドの利用シナリオ例：

• 一時利用
• 検証環境
• 突発利用
• データ保護
• 監査対応

すべてのクラウド基盤を、NTT ComのクローズドネットワークArcstar Universal Oneがシームレスに接続します。

経験豊富な専門スタッフがクラウド移行のプロセスを完全にサポートします。

移行オプション：

• P2V（物理サーバーから仮想サーバーへ）
• V2V（仮想サーバーから仮想サーバーへ）
• 物理移設/物理再構築
• 仮想再構築
• システム要件にもとづく仮想再インストール

統合ユーザーポータルによりハイブリッドクラウド環境を管理。